横浜元町のキクヤ、
ラムボールが人気ですが今回はクッキーを購入です。
港町らしい船のレトロなパッケージがかわいいです。
エトランゼ
エトランゼとは、旅人、見知らぬ人、異国の人との意味があるようで、
横浜の老舗だからでしょうか。
チョコレートを異国の人に見立てたのかなあ、ロマンがありますね。
キクヤのクッキー、エトランゼはチョコレートチップとアーモンドのスライスがたっぷり入ったクッキーです。
ザクザクという歯ざわりが楽しい。
懐かしいチョコチップクッキーです。
ブラフロード
紫色のパッケージ。
スライスアーモンドのみのクッキーです。
全体的に練り込まれたアーモンドとクッキーの素朴な味がおいしいです。
ブラフロードって何だろうと調べてみると、
「ブラフ」とは、「断崖・絶壁」という意味のよこはま言葉!
山手は「切り立った崖」であることから居留外国人からは「ブラフ」と呼ばれていたそうなんです。
1874~1875年にかけて居留地周辺や山手の坂道などでは石造りの道路側溝が敷設されました。
この道路側溝を居留外国人は「ブラフ溝」と呼んでいて、雨が流れやすいように2枚の石を重ねてくぼみをつけた側溝のこと。
フランス人であるアルフレッド・ジェラールの要望で造られたもので、居留地時代の横浜山手をしのぶ貴重な土木遺産だそうです。
横浜ならでは、山手ならではのネーミングですね。
フェニックス
こちらもアーモンドのクッキーですが、ブラフロードとは違って、クッキーの中央にアーモンドが密集しています。
スライスアーモンドというよりはクランチアーモンドという感じです。
味はほとんどおなじですが、歯ざわりが少し違うのでまったく違うクッキーですね。
これもカリカリしていて食べやすくあっという間に食べてしまいました。
老舗喜久家の創業は1924年!
横浜元町のキクヤ(喜久家)が創業したのは居留地の雰囲気がまだ残っていた時代です。
山手の外国人居住地のすぐ近くである当時の元町通りは、洋風の文化が多く見られました。
喜久屋の洋菓子の始まりも、スイス婦人がレシピを持ち込んで、
ケーキを焼いて欲しいと頼んだこと、
それが山手で評判になったことがきっかけです。
次々と各国のケーキレシピが集まり、喜久家はヨーロッパのケーキをどの店よりも早く作ることが出来たそうです。
元町通りの真ん中で今も昭和の雰囲気が漂うレトロな店内。
テイクアウトはもちろん、喫茶スペースもあります。
通り掛かった時、にマダムたちのおしゃべりが盛り上がっていると、
なんだかほっこりした気分になります。
喜久家洋菓子舗
横浜市中区元町2-86
045-641-0545
営業時間
10:00~19:30
10:30~18:20(月曜日)
定休日:不定休
(原則:第3月曜日、または第4月曜日、
ただし当日が祝祭日の場合、営業)
売店:横浜駅・相鉄JOINUS
地下街:ダイヤキッチン 店番号50番