立川シネマシティで映画「四月の永い夢」を見てきました。
舞台が立川と国立です。
初日上映には立川シネマシティで舞台挨拶があったのでサイン入りポスターが!
四月の永い夢、国立の風景がうつくしすぎる
学園通りの桜並木もきれい。
白十字のシーンも。
とにかく国立のロケーションがすばらしかったです。
- 鳩の湯(富士山の絵を手がけたのは日本に三人しかいない銭湯絵師の丸山清人さん)
- 帽子アトリエ関 民(レトロな帽子と店内が最高です。お店の方がエキストラ出演!)
- ぶらんこ通り(駅前のマクドナルドの横を入るとノスタルジックな風景が広がります)
- 大学通り(一橋学園までの道が最高の桜並木!)
- 白十字(大きなグランドピアノが置かれている、昭和レトロなケーキ屋さん)
- 国立市公民館(図書館併設です)
- パモジャ(レトロ喫茶。お店の方がエキストラ出演!)
- 谷保第四公園
- 大作(おそば屋さん)
知っている風景がスクリーンで見られるのは特別な感じですね。
立川シネマシティのシーンも不思議な気分でした。
桜と菜の花の映像は息が止まりそうなくらい美しかったのですが、、
あれは富山の風景なのかな?
主人公は永い夢から覚めたのか?個人的な感想
桜のシーンが印象的だったので、なぜ公開を四月にしなかったのかなあとぼんやり思いながら見ていたのですが、、、
スクリーンの中の季節自体は夏がメイン、
けだるく暑い朝に起きて朝ごはんを食べたり、扇風機に当たりながら漫画を呼んだり。
思いを寄せてくれる男性と花火を見たり浴衣姿など。
意中の人との距離を縮めようと声をかける彼、くすぐったくて恥ずかしくて、
なんだか昔の恋を思い出しますね。
夏の風景の中にある恋って、甘酸っぱい。
好きな歌を聞き出して自分も聞いてみます、とか、もうなんていうか、そういう思い出あるよなあとドキドキ。。
死んだ恋人の実家を訪ねたときに、
彼のお母さんが、
人生って獲得していくものって思っているかもしれないけど、
失っていくことで本当の自分に気づくんじゃないかなあって。。
というセリフに、涙しました。
富山の風景は監督にとっても思い入れがあるようで、圧倒的な自然や田舎の温もりを感じます。
世間としての季節は変わって行くけど、初美の季節はずっと変わらず春。
でも、元恋人の実家を訪ねて、青年との新しい出会いを経て、
最後の新緑の森を歩くシーンで永い夢から覚めたんだなあと気付いてまた涙が。。。
映像の表現が詩的というか、読み解くようなシーンも多く、、
解釈は見た人によって変わるんじゃないかな。
どちらかというとミニシアターで上演されそうな内容でした。
でも立川シネマシティで見ることができたのにとても意味があった気がします。
立川、国立の風景を見に行くという目的だけでも十分楽しめる映画です。
『四月の永い夢』(しがつのながいゆめ)
2018年5月12日に劇場公開。
第39回モスクワ国際映画祭のメインコンペティション部門に正式出品。
国際映画批評家連盟賞を受賞。
ロシア映画批評家連盟特別表彰を授与。
第19回台北映画祭のアジアプリズム部門に正式出品。
キャスト
滝本初海:朝倉あき
志熊藤太郎:三浦貴大
村松楓:川崎ゆり子
風間沓子:高橋惠子
風間幸男:志賀廣太郎
戸田忍:高橋由美子
坂口朋子:青柳文子