「白い恋人」北海道のお土産をいただきました!
北海道の物産展でも、北海道土産でも大定番の「白い恋人」ですが、
ラングドシャが薄くてサクサク、ホワイトチョコの厚みに食べごたえがあります。
ホワイトチョコが嫌いじゃない人なら絶対おいしいって言うはず!
年間100億円売り上げるらしいですが、
「北海道のお土産」から「日本のお土産」とも呼べるほど、外国人にも人気だそうです。
確かにパッケージの注意書きに英語が並んでいます。
「白い恋人」はなぜ人気なんだろう?
人気の秘密はなんだろう?
ちょっと調べてみました。
「白い恋人」が売り出されたのっていつ?
パッケージには「Since 1976」と記載がありますが、製造発売元の会社「石屋製菓」さんは1947年に創業。
もともとは駄菓子をメインに扱っていたそうですが、ちょうど高度成長期で、日本人の趣向が駄菓子から高級菓子に移っていく時代だったそうです。
駄菓子が売れなくなっていって高級菓子を売り出そうと試行錯誤…
そこで生まれたのが「白い恋人」!
「当時(70年代前半)、世間ではホワイトチョコレートが大流行していました。そこで『手を汚さず、ホワイトチョコレートを上品に食べることができる商品を作れば売れるのではないか』と考えたのです」
ホワイトチョコにもブームがあったんですね。
確かに手が汚れず食べやすいし、ラングドシャのクッキーとも合う。
大ヒットしたのも頷けます。
あんな薄いラングドシャが割れているのを見たことない
今回は箱でいただきましたが、個別包装されている「白い恋人」をいただいたときも、
クッキーが割れているのを見たことがありません。
ラングドシャってすごく薄くて繊細なクッキーなのに…
お土産としては致命的ではないでしょうか?
クッキーとホワイトチョコレートを合わせたときに、いわゆる普通のクッキーだとが負けてしまう。
そこで軽くて薄いラングドシャが候補にあがったそうです。
通常、クッキー2枚の間にチョコレートを流し込むという技法が一般的ですが、
「白い恋人」に関しては試作の結果違う方法で作ることにしたそうです。
先に少し大きめのホワイトチョコレートを作り、それをラングドシャのクッキーで挟むという流れにすることで、割れにくくなるのだとか。
クッキーよりはみ出ているホワイトチョコレート、そんなウラがあったんですね!
北海道を代表する銘菓になるまで
北海道のお土産ってとにかくたくさんあります。
- morimotoのハスカップジュエリー
- 北菓楼の開拓おかき
- ルタオのチーズケーキ
- ロイズのチョコレート
- 六花亭のマルセイバターサンド
- 柳月の三方六
- カルビーのじゃがポックル
- スナッフルスのチーズオムレット
などなど。
そんな中でずーっと人気の「白い恋人」、
ヒットの裏側は「お土産」として売り出したことだそうです。
1972年の札幌オリンピック開催、北海道への旅行客が増えていた時期でもあったため、
お土産としてパッケージやネーミングも「北海道らしさ」にこだわったものを考えたそうです。
白い恋人の名前の由来には、こんな物語があります。
あわただしい師走の街に雪がやさしく降り出していました。
スキーを楽しんだ帰りの中、創業者が何気なく言った運命的な一言、
「白い恋人たちが降ってきたよ。」
この言葉がそのままこのお菓子の名前になって
白い恋人が誕生したというわけです。
スイートなチョコレートをやわらかいクッキーでサンドした白い恋人は
やさしさと想い出がいっぱい詰まったお菓子です。
「白い恋人」という名前にもドラマがあったんだなあ。
「白い恋人パーク」に、一度は行ってみたい!
石屋製菓本社に隣接する白い恋人パーク、
「お菓子作り体験工房」では「私の白い恋人」が作れたり、
工場を見学できたり、
「昔の子供のおもちゃ箱」では、明治、大正、昭和のおもちゃのコレクションを展示しているそうです。
「白い恋人パーク」に訪れる観光客の4割は外国人というのはびっくりですが、
わたしもまだ行ったことないのでいつか絶対行きたいです。
せっかくなら白い恋人が降る冬がいいかな?